パスタの太さでなぜ味が激変?ミリ別の種類とソースの黄金比を徹底解説
2020年代半ば以降、外食産業やSNSの料理コミュニティにおいて目覚ましい支持を集めているのがパスタ太麺の評判と人気レシピである。かつてイタリア料理の普及期には「細麺を硬めのアルデンテで食べるのがスタイリッシュ」とされた時代もあったが、現在は2.0mm以上の極太麺やもっちりとした食感を売りにしたメニューが再評価されている。
現場を観察すると、この太麺人気の背景には2つの潮流がある。1つは、日本の喫茶店文化が生んだ「ロメスパ(路面スパゲッティ)」や「昔ながらの焼きナポリタン」への原点回帰だ。あらかじめ太麺(2.1〜2.2mm)を茹で置きし、フライパンで香ばしく炒め焼きにするナポリタンは、茹でたてでは出せない独特のもちもち感を生み出す。X(旧Twitter)やYouTubeの料理動画でも、「2.2mmの極太麺を一晩冷蔵庫で寝かせて作る究極のナポリタン」といったレシピが数十万回再生を記録するなど、熱狂的な支持を集めている。
もう1つの潮流は、本場イタリア産高級パスタブランド(ブロンズダイス製法)の浸透である。ブロンズ製の金型から押し出されたパスタは表面が白っぽくザラザラしており、2.0mm前後の太麺(スパゲットーニ)であってもソースを驚くほど強固に吸い寄せる。都内の人気イタリア料理店オーナーシェフの手記やインタビューでも、「ボロネーゼやカチョ・エ・ペペには、小麦の香りが暴力的なまでに広がる2.0mmのスパゲットーニしか使わない」といったこだわりが語られている。
ネット上の口コミを検証しても、「太麺に変えただけで、市販のレトルトボロネーゼがレストランの味に化けた」「噛む回数が増えるため満足感が段違い」という声が多数を占めており、太麺の持つ力強い食感は現代の食卓において確固たる地位を築いている。