排卵日に子宮が痛い原因は?チクチク痛の正体と受診目安を徹底解説
排卵痛の多くは生理的なものですが、「いつもより明らかに痛い」「立っていられないほどの激痛」を感じた場合は、病理学的な疾患を疑う姿勢が命を守ることにつながります。決して見逃してはならないのが、子宮内膜症の初期症状や骨盤腹膜炎の可能性です。
本来は子宮の内側にあるはずの内膜組織が、卵巣や腹膜、腸の表面などに生着して増殖するのが子宮内膜症です。排卵期に周囲の臓器と癒着した組織が引っ張られると、激しい激痛や排便痛、性交痛が発生します。「生理痛が年々重くなっている」という自覚に加え、排卵日にも寝込むほどの痛みがある場合、すでに骨盤内癒着が進行しているリスクが存在します。
さらに警戒すべき急患リスクとして、クラミジアなどの性感染症や雑菌が子宮頸部から侵入して発症する骨盤腹膜炎、あるいは排卵時の破裂孔から大量出血を起こす「卵巣出血」があります。強い下腹部痛とともに37.5度以上の発熱や激しい吐き気、顔面蒼白を伴う場合、腹腔内出血によって血圧低下やショック状態に陥る危険もあるため、救急搬送も含めた即時の医療介入が求められます。