逆流性食道炎にバナナはNg?専門医が明かす意外な落とし穴と真相
胃と食道のつなぎ目で逆流を防ぐ防波堤の役割を果たしているのが、下部食道括約筋だ。この筋肉の締め付けが弱まると、胃液は容易に食道へと侵入する。バナナに含まれる特定のカリウムや糖質、あるいは消化プロセスで発生するガスが胃の膨満感を生み、結果として下部食道括約筋に物理的な圧力をかけて緩ませてしまう現象が報告されている。
特に注意が必要なのが、まだ青みが残る「硬いバナナ」だ。難消化性デンプン(レジスタントスターチ)が多く含まれるため、胃にとどまる時間が長くなり、消化不良や胃もたれの原因になりやすい。逆に、シュガースポットが出た完熟バナナは消化自体は早いが、急速な血糖値上昇と糖分刺激が胃粘膜を刺激することがある。熟し具合による影響の違いは見落としがちな盲点だ。