Nhkネット配信必須化で受信料はどう変わる?対象条件と回避策
国会成立を経て本格施行された放送法改正。これまで法律上「補完的業務」と位置づけられていたインターネット事業が、テレビ放送と同等の「本来業務」へと昇格した。この歴史的転換を牽引した日本放送協会(NHK)の稲葉延雄会長は、「急速に変化する視聴環境に適応し、誰もが信頼できる情報にアクセスできる社会を維持するための必然的な一歩」と強調する。
背景にあるのは、若年層を中心とする深刻なテレビ離れだ。総務省が公表した最新の利用時間調査によれば、10代から30代の平日のテレビ視聴時間は過去最低を更新し続けている。放送波という旧来のチャネルだけに依存していては、公共放送としての存在基盤そのものが揺らぎかねない。そうした危機感が、今回の法改正を強力に推し進めた原動力となった。