なぜ長女より次女がかわいく見える?心理学が明かす愛着形成の真相
なぜ次女はこれほどまでに愛くるしく、親の懐に滑り込むのがうまいのか。最新の発達心理学研究が指し示すのは、下の子が生まれながらに備えている「環境適応能力」の高さだ。生まれた瞬間から家庭内にライバルが存在する次女は、親の表情や上の子の行動パターンを観察する観察眼が極めて自然に養われる。
親の機嫌を察知し、絶妙なタイミングで抱っこをねだる。怒られそうになると即座に愛嬌のある笑顔を見せる。こうした軽やかな振る舞いは、過酷な家族社会を生き抜くための戦略的適応にほかならない。一般社団法人日本発達心理学会のシンポジウムでも、第二子以降が見せる柔軟なコミュニケーション能力と親のポジティブな感情引き出し能力の相関が大きく取り上げられている。親の目には、その「要領の良さ」と「無邪気な甘え」がストレートに「かわいい」という感情へと変換されるのだ。