なぜ習近平はプーさんを徹底排除?映画禁止にまで至った規制の真相

なぜ習近平はプーさんを徹底排除?映画禁止にまで至った規制の真相について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をご確認ください。

中国国内における規制は、当初の「画像の個別削除」から、やがて「インフラレベルのシステマティックな遮断」へと段階的にエスカレートしていきました。その決定打となったのが2018年8月、ディズニーの実写映画『プーと大人になった僕(原題:Christopher Robin)』の中国劇場公開禁止です。

中国政府は外国映画の年間輸入本数を年間約30〜40本程度に制限する「輸入クォータ制」を敷いており、公式にはクォータの枠外となったことが理由と示唆されました。しかし米エンターテインメント誌『The Hollywood Reporter』をはじめとする有力海外メディアは、中国検閲当局関係者への取材に基づき、「最高指導者の象徴的パロディを公のスクリーンにかけることへの政治的懸念が決定打となった」と一斉に報道しました。当時、すでに中国全土でプーさんのイメージを用いた体制風刺が地下組織化していたため、映画館という巨大空間でそのシンボルが大々的に上映されるリスクを当局が忌避した形です。

規制はエンターテインメント全域に波及しました。台湾のインディーゲーム開発会社が制作したホラーゲーム『還願(Devotion)』において、作中の御札の文様に「習近平くまのプーさん」を意味する符牒が隠されていたことが発覚すると、中国国内のゲーム実況動画は即座に全面削除され、販売プラットフォームの中国版からも作品が永久追放される事態となりました。愛らしいキャラクターは、今や触れるだけでコンテンツの商業的息の根を止める「地雷ワード」へと変貌を遂げたのです。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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