なぜ食卓から米が消えたのか?大暴騰と流通麻痺の隠された真実

なぜ食卓から米が消えたのか?大暴騰と流通麻痺の隠された真実について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

翻って現代、日本を襲った「令和の米騒動」は、過去の歴史とは異なる新たな要因を孕んでいる。農業・米穀流通業界が直面しているのは、地球温暖化に伴う猛暑や酷暑による米の品質低下と、減反政策の長年の影響による慢性的な余剰感の消失だ。そこへインバウンド需要の急増やパニック買いが重なり、末端の小売店から米が消失した。

卸業者とスーパーの間の流通ネットワークも、突発的な需要変動に対応できるほどの柔軟性を失っていた。輸送コストの高騰やトラックドライバー不足も拍車をかけ、供給網のあちこちでボトルネックが発生。歴史が示した「流通の目詰まりが消費者の心理的恐慌を引き起こす」という構図は、最先端の現代社会においても何ら変わっていないことを実証した。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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