なぜ名古屋「万楽」に中毒者が続出?病みつき薬膳スープの真相を徹底解剖
万楽に関する情報の中で、ネット上で散見される代表的な「3つの誤解」について整理しておきます。
第1の誤解は、名古屋の「好来系(こうらいけい)」との混同です。名古屋で薬膳ラーメンといえば、名店「好来道場」を祖とする好来系(総本部からの暖簾分け群)が有名ですが、万楽は好来系の系譜ではありません。好来系が根菜類や鶏ガラを主軸に澄んだスープを仕立てるのに対し、万楽は濃厚な豚骨ベースの白濁スープに独自調合の生薬を効かせたオリジナルスタイルです。ルーツも味のベクトルも全く異なる、西区が生んだ孤高の薬膳ラーメンといえます。
第2の誤解は、他県に存在する同名店舗との取り違えです。Web検索などで埼玉県伊奈町にある「中華料理 万楽」などの情報がヒットすることがありますが、あちらは具だくさんの冷やし中華や大衆中華定食で親しまれる関東の地域密着店であり、名古屋市西区の中華そば万楽とは資本・味ともに一切関係がありません。
第3の誤解は、「薬膳=薄味で物足りない」という決めつけです。万楽のラーメンはタレのキレと豚骨のパンチが力強く、むしろガッツリとしたラーメンを求めている人をも十分に唸らせる骨太な仕立てになっています。