なぜ街路樹にヤマボウシが急増?ハナミズキとの決定的な違いと実の真相

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かつて全国の都市緑化を席巻したハナミズキに代わり、ヤマボウシが街路樹として主役に躍り出た最大の要因は、病害への圧倒的な抵抗力と環境適応力にあります。

北米原産のハナミズキは、日本の都市環境においてうどんこ病の被害を受けやすく、夏場に葉が白く粉を吹いたようになって美観を損ねるトラブルが長年問題視されてきました。さらに、近年の猛暑や極端な乾燥によって樹勢が衰え、枯損するケースが相次ぎました。そこで多くの自治体の街路樹選定基準において、日本全国の山野に自生し、古くから日本の気候風土に適応してきたミズキ科の在来種であるヤマボウシが高く評価されるようになったのです。

ヤマボウシはハナミズキに比べてうどんこ病への耐性が極めて高く、都市の排気ガスや強い日差しにも耐え抜く強靭さを備えています。維持管理に関わる薬剤散布の頻度や補植コストを大幅に抑制できる点が、財政と環境負荷の低減を目指す自治体にとって決定打となっています。

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