なぜ絶賛?ボケリア市場「エル・キム」名物小イカの真相と2026年攻略法
エル・キムの歴史は、1987年に店主のキム・マルケス(Quim Márquez)氏がわずか「3メートルのカウンターと5脚のスツール」からスタートさせたことに端を発します。公式発表資料や創業時の回顧録によれば、市場で働く仲買人や常連客に、市場の新鮮な食材を使った手作りの朝食や昼食を提供したいという極めて素朴な情熱が原点でした。
その後、市場再編やスペース拡張を経て、現在は市場中央部に位置する「Local 606」へと店舗を大きく拡大。席数が増えた現在も、創業当時の精神である「市場の活気と直結した料理提供」は一切ブレていません。現在では息子をはじめとする熟練スタッフが厨房に立ち、目の前の鉄板で次々と豪快にタパスを仕上げていく姿が、市場屈指のエンターテインメントとして定着しています。
ボケリア市場内には数多くの飲食店がひしめき合っていますが、観光化が進む市場内において、確固たる調理技術と妥協のない仕入れを維持し続けている点こそが、バルセロナタパス人気店理由の根幹を成しています。