安倍とプーチン27回会談の真相|蜜月の舞台裏と現在への教訓

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政治指導者同士が在任中に27回も個別会談を行うのは、同盟国首脳間でも極めて異例の頻度です。安倍プーチン関係の真相を探る上で、まず理解すべきは双方が抱いていた明確な国益上の計算でした。

第2次安倍政権が発足した2012年以降、日本側には「自らの手で北方領土問題に終止符を打ち、日露平和条約締結交渉を完遂する」という強い政治的意志が存在しました。一方のプーチン大統領にとっても、中国への過度な依存を避けたい極東開発の推進力として、日本の高度な技術と民間投資は喉から手が出るほど欲しいカードだったのです。

元外交官の作家・佐藤優氏などの証言や論考によると、プーチン大統領が安倍氏に寄せた敬意の根底には、「国益を背負って妥協なき交渉を仕掛けてくる強靭な政治家」という評価がありました。2013年9月にロシア・ストレルナで開催されたG20首脳会議の傍らで行われた会談をはじめ、両首脳は多国間会議の場をも貪欲に活用し、日露首脳会談27回の経緯を刻んでいきました。

国際世論がロシアへの警戒を強める中でも、安倍氏は直接対話を途絶えさせませんでした。プーチン氏にとって安倍氏は、G7(主要7カ国)の中で唯一、自らと直接対等に対話できる貴重な交渉相手であり、この力学がハイペースな会談の継続を可能にしたのです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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