木造アパートの音は丸聞こえ?生活音の真相と後悔しない防音対策

木造アパートの音は丸聞こえ?生活音の真相と後悔しない防音対策について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

「欠陥住宅ではないのか」と疑われることの多い足音の響きですが、大半は木造特有の構造力学に起因するものです。

床衝撃音には、スリッパのパタパタ音やスプーンを落とした音などの「軽量床衝撃音(LL等級)」と、大人の歩行や子供が飛び跳ねた際のズシンという「重量床衝撃音(LH等級)」があります。木造建築は梁や柱が木材で組まれており、床下の空間が太鼓のように音を増幅させる「タイコ現象(共鳴)」を起こしやすい特徴を持っています。

コンクリート床のように重厚な質量で振動を押さえ込むことが難しいため、上階のかかと着地による衝撃波が構造躯体を伝わり、下階の天井や壁全体から音として放射されます。これは施工不良ではなく、木材の比重や弾性という物理的性質によるものです。

ただし、近年の新築木造アパートでは、床下に吸音ウールを充填したり、遮音マットと石膏ボードを複数層重ねた高遮音床システム(積水ハウスの「シャイド55」などハウスメーカー独自技術)を導入する物件が増えており、築20年以上の旧来物件と最新物件の間には大幅な遮音格差が生まれています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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