手作り味噌の保存方法は冷蔵が正解?カビを防ぐプロ直伝の極意を徹底解説

手作り味噌の保存方法は冷蔵が正解?カビを防ぐプロ直伝の極意を徹底解説とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

手作り味噌の保存中に最も多くの人が直面するトラブルが、表面に広がる白い膜や斑点状の物体です。ここでパニックになって全体を廃棄してしまうケースが見られますが、まずはその正体を冷静に見極める必要があります。

表面に薄く膜のように広がる白い物質の正体は、その多くが「産膜酵母(さんまくこうぼ)」と呼ばれる好気性の酵母菌です。これは塩分に強く、空気に触れる表面で繁殖する微生物で、毒性はありません。ただし、そのまま放置して味噌内部に混ぜ込んでしまうと、シンナーに似たエステル臭や酸化臭の原因となり、せっかくの味噌の風味が著しく損なわれます。見つけ次第、スプーンやヘラを使って膜ごと表面を数ミリ程度薄く削ぎ落とせば、下の味噌は何の問題もなく美味しく食べられます。

一方、綿毛のようにフワフワと立体的に盛り上がっているものや、青色・緑色・黒色の斑点は真菌(カビ)です。これも内部深くまで菌糸が侵入していることは稀であるため、カビが生えた周囲を1〜2cmほど余裕を持って大きめにスプーンでくり抜き、容器の内壁を度数35度以上のホワイトリカーや食品用アルコールスプレーを染み込ませたキッチンペーパーで拭き上げれば再生可能です。

また、時間の経過とともに味噌の色が濃い褐色へと変化していく現象は、大豆のアミノ酸と糖が反応するメイラード反応による自然な変色です。品質上の問題はありませんが、色の変化とともに香りや旨味も熟成香へとシフトしていくため、明るい色合いとフレッシュな香りを保ちたい場合は、完成と判断したタイミングで速やかに冷蔵庫または冷凍庫へ移してください。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest