【プロ直伝】スプラトゥーンのイカイラストを誰でも可愛く描く3つの極意
ネット上のチュートリアル等でしばしば見られる最大の誤解が、「ゆるい絵柄ならデッサンや比率は適当で構わない」という言説です。近年、SNSでは肩の力が抜けたスプラトゥーン イカ イラスト ゆるいテイストのファンアートが爆発的な支持を集めています。しかし、脱力感のあるイラストを描こうとして、ただの「稚拙で崩れた絵」に終わってしまう人が後を絶ちません。
認知心理学における「プレグナンツの法則(簡潔性の法則)」が示す通り、人間の脳は視覚情報を無意識のうちに最も単純で規則的な形として知覚しようとします。優れたイラストレーターが描く「ゆるいイカ」は、適当に描いているのではなく、イカという記号を構成する本質的な要素だけを極限まで削ぎ落とし、純度を高めているからこそ可愛く見えます。
具体的に削ぎ落とすべきでない核となる記号は以下の3点に集約されます。
第一に、「頭頂部のわずかな丸み」。ここが完全に平らになるとイカに見えなくなり、尖りすぎると武器のような威圧感を与えてしまいます。
第二に、「左右のメインの足の末広がり感」。ゆるいタッチであっても、足先に向かってわずかに幅が広がるラインを維持することで、重力に逆らわない自然な可愛らしさが残ります。
第三に、「瞳孔の配置バランス」。あえて視線を少し外側に向ける(ロンパリ気味にする)ことで、小動物的な無邪気さとマスコット特有の愛嬌が劇的に向上します。
「ゆるさ」とは、基礎の無視ではなく「意図的な崩し」です。骨格の理解をスキップして形を簡略化しても、見る人に違和感を与えるノイズにしかなりません。線の本数が少ないシンプルなデフォルメ表現こそ、1本の線のカーブや太さに対してミリ単位の厳密さが問われるという事実を忘れてはなりません。