メール誤送信は相手の箱から削除可能?取消猶予の真相と神速対処法

メール誤送信は相手の箱から削除可能?取消猶予の真相と神速対処法に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。最新データをご確認ください。

ネット上のQ&Aサイトやまとめ記事には、セキュリティの観点から極めて危険な誤解が流布されています。ここで代表的な3つの誤解を正しく是正しておきます。

誤解1:「メール配信停止(オプトアウト)リンクを押せば回収できる」というデマ

メルマガやマーケティングメールのフッターにある配信解除リンクなどを相手に踏ませることで、すでに送ったメールが無効化されるという言説がありますが、全くの荒唐無稽です。すでに相手の受信トレイに入ったデータには何の影響も及ぼしません。

誤解2:「送信後にプロバイダや管理者に頼めば途中で消去してもらえる」

自社のシステム管理者であっても、自社サーバーから相手サーバーへハンドシェイク(通信確立)が完了してパケットが渡ってしまった後は、通信経路上のデータを消す権限を持ちません。通信の秘密を定めた電波法・電気通信事業法上の観点からも、プロバイダが特定個人の送信済みメールを道中で握りつぶすような介入は不可能です。

誤解3:「暗号化ZIP(PPAP)をつけていれば誤送信しても安全」

かつて日本企業で横行した「パスワード付きZIPファイルを送り、後から別メールでパスワードを送る」いわゆるPPAP。内閣府をはじめ各省庁の情報漏洩対策ガイドラインで廃止が宣言されて久しいですが、誤送信対策としても無意味です。なぜなら、1通目を誤送信した人間は、高確率で2通目のパスワードメールも同じ誤送信先へ送ってしまうためです。現在では通信のセキュリティ強度をかえって下げ、マルウェア検知をすり抜ける温床として国際的にも完全に否定されています。

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