【衝撃】大阪高校野球の2強体制が崩壊?桐蔭・履正社を揺るがす3つの真相
ファンの間で囁かれる「大阪桐蔭や履正社が弱体化したのではないか」という言説は、正確な見取り図とは言えない。両校が集める選手のポテンシャルや練習環境の水準は、依然として全国トップクラスである。ではなぜ、トーナメントの早い段階で躓く場面が増えているのか。
高校野球大阪大会におけるシード校の敗因を精査すると、「追う側」と「追われる側」の心理的バウンダリー(境界線)の逆転現象が浮かび上がってくる。低反発バットの導入以降、相手校は「長打による事故」を極度に恐れる必要がなくなった。投手は内角へ恐れずにストライクを投げ込めるようになり、外野手は極端な深めのシフトを敷く必要がなくなったのだ。
一方で、シード校側は「早期にリードを奪わなければならない」という重圧を抱えながら戦う。序盤に先制を許し、中盤までロースコアのまま推移すると、焦燥感からスイングに狂いが生じる。相手ベンチは緻密なデータ分析をもとに配球の癖を突き、継投策で的を絞らせない。プレッシャーの波に飲まれた王者が自滅的なミスを重ね、番狂わせが完結する構造が確立されているのだ。