まつ毛が目に入るのはなぜ?こする危険性と痛みを即解消する正しい取り方

まつ毛が目に入るのはなぜ?こする危険性と痛みを即解消する正しい取り方について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。

ネット上のQ&AコミュニティやSNSでは、「目に入ったまつ毛」に関して多くの迷信や誤った対処法が横行しています。その代表格が、「目に入ったまつ毛がそのまま目の裏側に回り込んで脳や奥深くに消えてしまう」という都市伝説です。

解剖学的に見て、人間の眼球は「結膜嚢(けつまつのう)」と呼ばれる袋状の構造に守られています。まぶたの裏側の結膜と白目の表面の結膜は、奥の「円蓋部」で折り返して完全に袋小路になっており、隙間なく一体化しています。したがって、まつ毛が目の裏側に入り込んで行方不明になることは構造上100%あり得ません。見失ったまつ毛は、寝ている間の目やにと一緒に自然と排出されたか、あるいは上まぶたの溝(円蓋部)に一時的に引っかかっているかのどちらかです。

もうひとつの危険な誤解が、「逆さまつげは自分で眉毛用毛抜きを使って抜けば解決する」という思い込みです。これは眼科医が最も強く警鐘を鳴らす自己流処置のひとつです。

家庭用の鏡で見ながら自分で毛を抜こうとすると、先端の尖った器具でまぶたや角膜を誤って突き刺す事故が頻発します。さらに、素人が無理に毛を引っ張ると、毛根の途中からブツリと途切れてしまい、「断面が鋭利な硬い短毛」が残ってしまうケースが後を絶ちません。この短く尖った毛の切り口が、まばたきのたびにノミのように角膜を削るため、抜く前よりも格段に激しい激痛と重篤な潰瘍を引き起こす原因になります。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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