満田拓也の現在|メジャー2Nd休載の真相と巨匠が貫く執念の現場
満田拓也の漫画家としての矜持を理解するうえで、その類まれな経歴と年齢からくる体力の変遷を俯瞰することは欠かせません。1965年6月17日生まれの満田拓也は、2025年に節目となる還暦(60歳)を迎え、2026年現在は60代のベテラン領域に足を踏み入れています。
広島県福山市出身の満田は、1980年代前半に小学館の新人コミック大賞などを足がかりに頭角を現しました。その名を一躍世に知らしめた出世作が、1988年から1994年まで連載されたバレーボール漫画『健太やります!』(全26巻)です。弱小校が工夫と熱意で這い上がる青春群像劇は、現在もスポーツ漫画の金字塔として語り継がれています。
そして1994年、彼の代名詞となる『MAJOR』が開幕します。主人公・茂野吾郎の幼少期からメジャーリーグ制覇、果ては日本球界復帰までを描き切った本作は、単行本全78巻、累計発行部数5,500万部を超えるモンスタータイトルへと成長しました。その後、2011年からは少年の成長とボクシングの厳しさを描いた『BUYUDEN』(全13巻)を手掛け、格闘技という新境地でも骨太な人間ドラマを展開。2015年からは満を持して茂野吾郎の息子・大吾を主役に据えた『MAJOR 2nd』をスタートさせ、足かけ40年近くにわたり少年サンデーの看板を支え続けています。