漫画家議員・赤松健の現在地|表現の自由とAi著作権を巡る最前線
彼の政策思想の根底には、ヒットメーカーとして激動の出版界を生き抜いてきた実体験がある。90年代後半から2000年代にかけて一世を風靡した『ラブひな』は、当時のラブコメディの黄金期を象徴する大ヒット作となった。さらに、続く『魔法先生ネギま!』では大規模なメディアミックスを展開。キャラクターソングやイベント販売など、現代のアニメビジネスの礎となる多様な試みを自ら牽引した。
現在ではNetflixをはじめとするグローバル動画配信プラットフォームにより、世界中のファンが瞬時に日本の作品にアクセスできる時代になった。しかし、こうした世界展開の足がかりを作ったのは、当時の彼ら作家陣が泥臭く積み重ねた試行錯誤だった。『魔法先生ネギま!』の執筆当時から二次創作や権利保護のあり方に鋭い洞察を示していた姿勢が、現在の議員活動の確かなバックボーンとなっている。