料理家ケンタロウ衝撃の事故から現在|車椅子で歩むリハビリの真実
彼の料理人としての原点には、常に母であり同じく偉大な料理家であった小林カツ代の存在があった。型にハマらない自由な発想、食べる人への愛、そして「美味しいものを手軽に」という姿勢。日本の料理界を牽引した母の背中を見て育った彼は、独自のセンスをプラスして若い世代へ料理の楽しさを伝えた。
だが、息子の闘病を見守る中、母・小林カツ代もまた病に倒れ、2014年にこの世を去った。母の遺志、そして自らが築いた料理への情熱。二つの大きな遺産が、彼の復帰への強い原動力となったことは間違いない。