クリスマスツリー火災の真相!数十秒で全焼する盲点と命を守る防災策
インターネット上では「LED電球は白熱電球のように高温にならないから、火事の心配は一切ない」という言説が広く流布しています。しかし、消防関係者や電気安全の専門家は、この認識こそが非常に危険な罠であると警鐘を鳴らしています。
確かに、発光部であるLED素子そのものの発熱量は白熱球に比べて格段に低く、直接触れても火傷する危険はほとんどありません。しかし、火災を引き起こすリスクは「電球そのものの熱」だけではないのです。特に近年、ECサイト等で氾濫している極端に安価なノーブランド電飾には、重大な構造的欠陥が隠れているケースがあります。
見落とされがちなのが、家庭用交流100Vを直流に変換する「電源アダプター(コントローラー部)」の発熱です。粗悪な回路設計や規格外の部品が使われている場合、変圧部分が異常加熱して内部基板がショートし、プラスチックケースを溶かして発火することがあります。また、細すぎるリード線が使われている製品では、少し引っ張られただけで被覆内で断線し、微小なアーク放電が連続して火花を散らす事故が発生しています。
安全を確保するためには、電気用品安全法に基づく「PSEマーク」が電源部やプラグに正しく表示されているか、断線防止の保護ブッシュが備わっているかといった、製品全体の安全設計を確認することが不可欠です。