クレオパトラの鼻が低ければ歴史は激変?パスカルの名言と容姿の真相
クレオパトラ7世が生きた紀元前1世紀は、台頭する共和政ローマが地中海世界を次々と属州化し、エジプトの独立が風前の灯火となっていた激動の時代です。内紛に揺れるプトレマイオス朝を存続させるため、彼女は己の持つあらゆる資源を総動員してローマの最高権力者に接近しました。
寝具袋に身を潜めてカエサルのもとへ忍び込んだとされる有名な謁見劇も、単なる奇策ではなく、敵対する実弟陣営の包囲網をかいくぐり、ローマの最高司令官に直接プレゼンテーションを行うための乾坤一擲の政治的賭けでした。
カエサル暗殺後は速やかに次なる実力者アントニウスと同盟を結び、東方遠征の資金と物資を提供する見返りに自国の領土拡大と王権の防衛を勝ち取っています。個人の恋愛感情に見える動きの裏には、弱小国が大帝国と対等に渡り合うための冷徹なリアリズムが存在していました。