この木なんの木は実在する?ハワイ現地の現在と維持費の真相を徹底解説

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「日立の樹」として親しまれるこのCMシリーズがスタートしたのは、高度経済成長期の熱気が残る1973年(昭和48年)のことでした。しかし、放送初期の歴史を紐解くと、意外な事実が浮かび上がってきます。実は、初代CMに登場したのは実在の樹木ではなく、「イラストによるアニメーションの木」だったのです。

「技術の日立」として重電から家電まで多角化を進めていた当時、多種多様な事業が一本の大樹のように根を張り、花を咲かせるという企業グループの理想像を具現化するために企画されました。作詞を手掛けた伊藤アキラ氏は「みんなが集まってくる木、名前も知らないけれど誰もが見上げたくなる木」という普遍的なモチーフを紡ぎ出し、希代のヒットメーカーである小林亜星氏が一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディを付与。この黄金タッグによって、日本の広告史に残る大名曲が誕生しました。

歴代のロケーション変遷を振り返ると、常に同じ木が使われていたわけではありません。企業のグローバル展開やハイビジョン映像技術の進化に合わせて、カメラは世界各地の銘木へと向けられました。

世代・放映期ロケーション・樹種特徴・撮影エピソード編集部の着眼点初代(1973年〜)アニメーション(イラスト)温かみのある切り絵調のアニメで大樹を表現実写ではなく概念としての「木」からスタートした2代目(1975年〜)ハワイ・オアフ島(モアナルア)初の実写化。現在の木が初めて登場した原点視聴者に「実在する木」としての衝撃を与えた4代目(1979年〜)シンガポール(レインツリー)アジアの急速な近代化を背景に海外ロケを拡大ハワイ以外の熱帯雨林地域への初進出6代目(1984年〜)アメリカ・ロサンゼルス(樫の木)カリフォルニアの雄大なカリフォルニアオークモンキーポッドとは異なる剛健な枝ぶりが特徴9代目以降(1989年〜現在)ハワイ・オアフ島(モアナルア)視聴者からの熱烈な要望でモアナルアの木へ回帰「日立の樹=モアナルア」のブランドイメージが固定化

一時的にシンガポールや北米の樹木を採用した時期もありましたが、視聴者から「いつものあの木が見たい」という問い合わせが殺到。結果として日立グループは再びモアナルア・ガーデンのモンキーポッドへと立ち戻り、今日に至るまで約35年以上にわたって同じ木を撮影し続けています。

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