手根管症候群を自分で治す方法、医師が明かす本当に効くケア3選

手根管症候群を自分で治す方法、医師が明かす本当に効くケア3選に挑戦したい方へ、役立つ ガイドラインをお届けします。

軽度から中等度のしびれに対して、理学療法の現場でも推奨されているのが「神経滑走運動(神経グライディング・エクササイズ)」です。手根管内で癒着した神経と腱を滑らかに動かし、血流を再開させるアプローチです。

1. 正中神経ストレッチ(6ステップ)
以下の動作を各ポジションで5秒間キープしながら、ゆっくり順番に行います。

  1. 胸の前で手首を真っ直ぐにし、指を曲げて「軽く握りこぶし」を作る。
  2. 手首を立てたまま、すべての指を「ピンと上へ伸ばす」。
  3. 手首を「手の甲側へ反らせる(手首を背屈)」。
  4. その状態のまま、親指だけを「外側へ大きく開く」。
  5. 手のひらを上に向けたまま「前腕を外側へ回す(回外)」。
  6. 反対側の手で親指を軽く下へ引き、優しくテンションをかける。

※1回あたり3セット、1日数回を目安に行います。しびれが強くなる手前で止めるのが最大のコツです。

2. 手のひらマッサージ方法と効果的なツボ
手首そのものを強く圧迫するのは厳禁ですが、手根管の出口にあたる手のひら中央や前腕の筋肉を緩めることは非常に有効です。親指の付け根にある盛り上がり(母指球)と小指の付け根(小指球)を、反対側の親指で円を描くように優しく揉みほぐします。

また、東洋医学において神経痛の緩和に用いられる手首の内側中央から肘に向かって指3本分上がった位置にあるツボ「内関(ないかん)」や、手のひらの中心にある「労宮(ろうきゅう)」を、心地よいと感じる強さで5秒間ずつ深呼吸しながら押圧するのも有効な手のしびれの治し方の一つです。

関連記事