英語Make Outの意味とは?キスやHook Upとの違いと真相
ここまで恋愛スラングとしての側面を掘り下げてきましたが、学術論文、ニュース報道、あるいはTOEICテストなどの公式な英語環境において「make out」が登場した場合、全く異なる重要熟語(句動詞)としての顔を見せます。
文脈から正しく意味を読み解くために、スラング以外の主要な4つの用法を確実に押さえておく必要があります。
① 【判別する・見分ける・聞き取る(discern / distinguish)】
視界が悪い状況や雑音の中で、「なんとか対象を識別する」という意味で最も多用されます。特に「can / could」の否定文と一緒に使われるのが鉄則です。
- 「It was so foggy that I could hardly make out the traffic sign.」
(霧が非常に深く、道路標識をほとんど見分けることができなかった。) - 「I couldn't make out what the speaker was saying due to the echo.」
(反響のせいで、登壇者が何を言っているのか聞き取れなかった。)
② 【理解する・把握する(understand / figure out)】
人の意図や複雑な書類の意味を「理解する」という意味合いを持ちます。
- 「I can't make out why she made such a risky decision.」
(彼女がなぜあんな危険な決断を下したのか、到底理解できない。)
③ 【小切手・書類を作成する・宛名を書く(write out)】
ビジネスや公的機関での小切手発行、請求書作成などで用いられる事務的表現です。
- 「Please make out the check to the order of ABC Corporation.」
(小切手の宛名はABC株式会社宛てに作成してください。)
④ 【(なんとか)うまくやる・切り抜ける(succeed / manage)】
状況の成否を尋ねるカジュアルな問いかけとして使われます。
- 「How did you make out at the job interview this morning?」
(今朝の就職面接、結果はどうだった?うまくいった?)
このように、「make out」は極めて多義的です。パーティーの噂話で使われていれば「激しいキス・イチャイチャ」、オフィスで書類を前に使われていれば「判読・作成」、ビジネスの成果を問われていれば「進捗の良し悪し」を指します。品詞の並びと会話のシチュエーションから瞬時に切り分ける判断力が求められます。