カメルーンから来た漫画家・星野ルネが明かす異文化共生のリアル
自身の生い立ちや日常のギャップをコミカルに描き、SNS上で爆発的な話題を呼んだ代表作が『アフリカ少年が日本で育った結果』だ。KADOKAWAから単行本として出版されると、瞬く間に大ヒットを記録。紙の書籍にとどまらず、Amazon Kindleなどの電子書籍市場でもロングセラーを続けている。
彼が築いたスタイルの魅力は、自身を過剰に被害者化も特別化もしない、徹底してフラットな語り口にある。自伝的エッセイ漫画という枠組みを超え、日本人が無意識に受け入れている「当たり前」を優しく解体してみせた。その卓越した表現手法は、当時の漫画業界に新鮮な驚きを与えた。