『君の名は。』名曲「夢灯籠」の読み方と意味を解剖!野田洋次郎の真意
映画『君の名は。』の制作において、新海誠監督とRADWIMPSの共同作業は足かけ1年半以上にも及びました。従来の映画音楽のように完成した映像に後から音を当てる手法ではなく、脚本の初期段階から野田洋次郎に楽曲制作を依頼し、音楽の尺やリズムに合わせて絵コンテを修正していくという異例のプロセスが取られました。
その中でも「夢灯籠」は、観客が物語へ没入するための最初のフックとなる最重要曲でした。監督とバンドが何度もやり取りを重ね、映像のカット割りとドラムのキック、ギターのカッティングがミリ秒単位で一致するように緻密に作り込まれています。
この徹底的なこだわりが実を結び、「夢灯籠」「前前前世」「スパークル」「なんでもないや」という4大主題歌を含むサウンドトラックは第40回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。アニメーションとロックミュージックの幸福な融合として、邦画史に燦然と輝く金字塔となりました。