久之浜・波立海水浴場の現在!持ち帰ると祟り?玉石伝説と海開きの真相
波立海岸の砂浜を歩くと、一般的な白い砂だけでなく、手のひらサイズの滑らかに丸みを帯びた無数の「玉石(たまいし)」に気づきます。この石には、地元で古くから恐れられ敬われてきた波立薬師の玉石伝説が存在します。
伝説によれば、「波立海岸の玉石を1つでも持ち帰ると、薬師如来の祟りによって目を患う(目が潰れる)」と戒められています。万が一持ち帰ってしまった場合、病気や不幸に見舞われ、石を海岸へ返しに来て初めて平癒したという逸話が今も数多く語り継がれています。
民俗学的な視点で見ると、この伝承は荒波から海岸線を守る貴重な小石の流出を防ぎ、神聖な信仰の場を保全するための先人の知恵であったと考えられています。訪れた記念に石を持ち帰ることは絶対に避け、波に洗われて輝く玉石の姿をその場にとどめて楽しむのがマナーです。