金子由香利の現在と引退理由の真相|伝説の歌姫が貫く美学

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金子由香利の代表曲といえば、誰もが真っ先に挙げるのが「時は過ぎてゆく(原題:Il est trop tard)」です。シンガーソングライターのジョルジュ・ムスタキが手掛けた原曲に、訳詞家・古賀力が日本語詞をつけたこの楽曲は、彼女の代名詞となりました。

「もう若くはない」「時は音もなく過ぎ去ってしまう」という人生の非情な現実を受け入れつつ、それでも前を向いて生きる人間の孤独と愛おしさを歌い上げたこの曲は、単なる失恋ソングやセンチメンタリズムを超えた人生讃歌となっています。

また、エディット・ピアフの名唱で知られる「再会」や「聞かせてよ愛の言葉を」など、原曲のフランス語のニュアンスを殺さず、かつ日本語の美しい響きへと昇華させた歌唱は、今聴いてもまったく古さを感じさせません。

現在彼女の歌世界に触れるなら、東芝EMI時代に残された音源を網羅したベストアルバム『金子由香利 ベスト・セレクション』や、伝説のライブ音源を収録した『巴里の屋根の下〜銀巴里ライブ』が最適です。スタジオ録音の端正な美しさだけでなく、ライブ盤特有の張り詰めた空気感と客席の息をのむ気配が生々しく記録されています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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