金魚の赤斑病、放置は危険!初期症状から塩浴・薬浴の完全手順
赤斑病を発見した際、最初に行うべき基本処置が0.5%濃度の塩浴と完全絶食です。塩浴には殺菌効果そのものよりも、金魚の自己治癒力を最大限に引き出す生理学的な目的があります。
金魚の体液の塩分濃度は約0.6%に保たれており、普段の淡水中では浸透圧の差によって常に体内へ水が浸入し続けています。金魚はその水をエラや腎臓を使って排出し続けていますが、この浸透圧調整には全代謝エネルギーの約20〜30%が消費されています。
飼育水の塩分濃度を0.5%(水10Lに対して食塩50g)に調整すると、体液との濃度差が縮まり、浸透圧調整にかかる負担が激減します。浮いたエネルギーをすべて免疫回復と組織再生に回せるため、初期の赤斑病であれば塩浴のみで回復するケースも少なくありません。
塩浴を行う際は、以下の手順を厳守してください。
- 隔離容器の準備:本水槽ではなく、カルキを抜いた新しい水を入れたプラケースやバケツを用意する。
- 塩の計量と投入:精製塩や粗塩(添加物のないもの)を水1Lあたり5gの割合で計量し、別容器の水で完全に溶かしてから数回に分けてゆっくり投入する。
- 絶食の徹底:消化器官を休ませ、排泄物による水質悪化を防ぐため、治療期間中はエサを一切与えない。金魚は数週間絶食しても餓死することはありません。