国際霊柩送還士の光と影|過酷な年収事情と現場のリアルを徹底追跡の主要なニュースをコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
海外旅行や出張、あるいは在日外国人の急逝において、家族が直面するのが膨大な国際霊柩送還の費用相場と複雑怪奇な海外遺体搬送手続きです。遺体を国境を越えて空輸するには、通常の航空券とは比較にならないコストと書類手続きが発生します。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価送還総額(近隣アジア圏)120万〜250万円(航空運賃、処置費含む)国内一般葬儀(約120万〜180万円)距離が近くても航空便の危険物扱いや通関手数料で国内搬送の倍近くに達する。送還総額(欧米・南米圏)300万〜600万円以上(長距離空輸・現地処置)海外医療搬送(500万〜1,000万円)現地遺体防腐処置費に加え、燃油サーチャージや乗り継ぎ待機費が嵩む。エンバーミング処置費25万〜50万円(国内施設での処置)一般的な湯灌・メイク(5万〜10万円)国際基準(IATA規則)の亜鉛内張り非透過性棺密閉と防腐処置が必須要件。必要公的書類・認証死亡診断書、防腐証明、領事認証など5〜8種類国内死亡届・火葬許可(2種類程度)言語の壁と各国の検疫・通関法規が介在し、一般人による自力手配は事実上不可能。
搬送にあたっては、国際航空運送協会(IATA)が定める国際規則に基づき、完全密閉された特殊棺への収容が義務付けられています。さらに、死亡国の行政機関が発行する死亡証明書、在外公館による遺体搬送証明書(領事認証)、検疫証明書など、一連の書類が1点でも欠落すれば航空機への搭載は拒否されます。予期せぬ多額の出費を回避するためにも、海外渡航時の保険における「救援者費用等特約」の付帯有無が極めて重要な意味を持ちます。
山崎 陸
ガジェット&アプライアンスライター
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