健診で「肺に影」自覚症状なしの正体は?がんの確率と精密検査の真実
Q1:健診で「要精密検査」と判定されたら、やはり肺がんを覚悟すべきですか?
A1:いいえ、過度に悲観する必要はありません。健診で肺の影を指摘されて精密検査を受けた方のうち、実際にがんと診断されるのはごく一部(数パーセント程度)です。多くは過去の風邪や肺炎の痕(陳旧性病変)や良性の結節ですので、まずは冷静に呼吸器専門医のCT検査を受けて事実を確かめましょう。
Q2:陳旧性病変(ちんきゅうせいびょうへん)と診断された場合、治療は必要ですか?
A2:基本的に治療は不要です。陳旧性病変は「過去の感染症や炎症が治った後の古傷」であるため、体に悪影響を及ぼすことはありません。ただし、将来別の病変が出現した際に比較できるよう、今回の検査結果やお薬手帳の記録は大切に保管しておくことをおすすめします。
Q3:精密検査で行う胸部CT検査は、被ばくや痛みの心配はありませんか?
A3:胸部CT検査に伴う痛みは一切ありません。検査台に横になり、十数秒ほど息を止めるだけで完了します。放射線被ばくに関しても、近年のCT機器は低線量撮影技術が発達しており、病変を正確に見極めるメリットの方が遥かに大きい水準に管理されています。