見当識障害とは?物忘れとの違いや初期症状・接し方のコツを徹底解説

見当識障害とは?物忘れとの違いや初期症状・接し方のコツを徹底解説について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。

Q1:急に「ここはどこだ!」と大声を出し始めたのですが、認知症が急激に悪化したのでしょうか?
A1:短時間あるいは数日のうちに急激に見当識が失われ、時間や場所が分からなくなって興奮している場合は、認知症の自然経過ではなく「せん妄」の可能性が強く疑われます。脱水症状、便秘、睡眠薬の変更、尿路感染症などの身体的異常が引き金となっているケースが多いため、まずは救急や主治医に連絡し、身体面の診察を最優先してください。

Q2:自宅にいるのに「自分の家に帰りたい」と言い張って靴を履こうとします。どう止めるべきですか?
A2:力ずくで引き止めたり「ここが家でしょ」と説得するのは逆効果です。まずは「お家に帰りたいんですね、わかりました」と気持ちを受け止め、靴を履く動作を急激に阻止しないようにします。その上で「暗くなってきたので、タクシーを呼びました。来るまでお茶を飲んで待っていましょう」「外は冷えるので、上着を着て温かいスープを飲んでから行きましょう」と誘い、居間へ誘導しながら自然に別の作業(テレビを見る、洗濯物を畳むなど)へ関心をそらしてください。

Q3:何回も日付を聞いてくるのでイライラしてしまいます。効果的な対策はありますか?
A3:本人は「忘れたくて忘れている」のではなく、直前の記憶が保持できないために底知れぬ不安から確認を繰り返しています。家族が都度口頭で答えると疲弊するため、本人の視界に必ず入る場所に「特大のホワイトボード」や「デジタル日めくり電波時計」を設置し、「今日の日付はあそこに書いてあるよ」と静かに指差しで示すルールを作ることが有効です。問いかけに対して怒るのではなく、淡々と視覚情報へ誘導する環境設計が介護者のストレスを軽減します。

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