甲子園2021の真相と名勝負|智弁対決から注目選手の現在まで徹底検証
2021年8月10日に開幕した第103回全国高校野球選手権大会は、天候不良による度重なる順延を経て、8月29日に決勝戦を迎えました。決勝のカードは、深紅の大優勝旗を争う舞台として高校野球ファンが長年夢見てきた智弁和歌山(和歌山)対 智弁学園(奈良)の兄弟校対決でした。
両校のユニフォームは胸の「智辯」の文字色(和歌山が赤、奈良が紫がかったエンジ)や左袖の校章以外は酷似しており、アルプススタンドから響き渡る名物応援曲「ジョックロック」の競演とともに、球史に残る壮観な光景を作り出しました。試合は智弁和歌山が序盤から打線をつなぎ、9対2で勝利して21年ぶり3度目の全国制覇を達成。勇退した名将・高嶋仁前監督から指揮を引き継いだ中谷仁監督にとって、監督として初の全国制覇となりました。
また、同大会で特筆すべきは甲子園2021のベスト4進出校の顔ぶれです。優勝した智弁和歌山、準優勝の智弁学園に加え、滋賀代表の近江、京都代表の京都国際が準決勝へ進出しました。甲子園の長い歴史において、近畿勢4校がベスト4を独占したのは史上初の快挙であり、関西勢の選手層の厚さと完成度の高さを見せつける結果となりました。