積水ハウス子会社の全貌に迫る:巨人が狙うグローバル戦略の裏側
グループの背骨を形作るのは、地域に密着した直営の施工・販売・管理を担う専門子会社群だ。かつて各地に分散していた現場施工部門を再編・統合して誕生した積水ハウス建設株式会社は、全国各ブロックで質の高い施工精度を均一に保つ要として機能する。現場の職人不足が深刻化する建設業界において、自前の強力な技能集団を子会社として抱える意味は極めて大きい。
賃貸住宅の管理や不動産の流通を一手にななうのが積水ハウス不動産株式会社である。全国6つのエリア会社から構成される同グループは、「シャーメゾン」ブランドの賃貸アパート管理を中心に、安定したストックビジネスの収益源を確保する。さらに、既存顧客の住宅価値を長期にわたって維持向上させる積水ハウスリフォーム株式会社や、セカンドブランドの木造住宅を手掛ける積水ハウスノイエ株式会社が隙間のない面展開を可能にしている。