性的少数者とは?Lgbtqとの違いや種類一覧と日本の最新現状を徹底解説
性的少数者とは、生物学的な性別、自認する性別、好きになる対象の性別などが、いわゆる「異性愛のシスジェンダー(身体の性と心の性が一致し、異性を愛する人)」という社会的多数派の枠組みに当てはまらない人々を指す包括的な概念です。学術・行政用語としては「セクシュアルマイノリティ」とも呼ばれます。
理解を深めるうえで不可欠なのが、「性的指向(Sexual Orientation)」と「性自認(Gender Identity)」の2つの軸です。
- 性的指向(好きになる性):恋愛感情や性愛の対象がどの性別に向いているか(異性、同性、両方、いずれにも向かないなど)。
- 性自認(心の性):自分自身の性別をどのように認識しているか(男性、女性、どちらでもない、両方など)。
これらと混同されやすい言葉が「SOGI(ソジ)」です。性的少数者が「特定の少数派の人々」を指すのに対し、SOGIは「すべての人が持っている性的指向と性自認の属性そのもの」を指します。マジョリティ(多数派)である異性愛者も含め、誰もが固有のSOGIを持っています。このため、ハラスメント対策や人権擁護の文脈では「特定の誰か」を特別扱いするのではなく、「個人の尊厳を守る枠組み」としてSOGIという概念が国際的に広く用いられています。