食洗機の時間が長い真相と電気代を抑える時短術を徹底解説
「来客ですぐに次の皿を使いたい」「電気代が高騰しているためコストを削りたい」という場面では、コースの使い分けが決定打となります。食洗機のスピードコースの時間は各社とも約30分前後に設定されており、朝食後の軽い汚れや、つけ置き済みの食器であれば十分な洗浄力を発揮します。
食洗機の消費電力を構造別に見ると、モーターを回して水を噴射する「洗浄」工程は数十ワット程度しか消費しません。電力を最も消費するのは「水を温めるヒーター」と「温風乾燥ヒーター」(約800W〜1100W)です。つまり、食洗機の電気代を抑える最大の鍵は、洗浄時間ではなく「乾燥時間」にあります。
実際、標準コース(乾燥込み)を1回稼働させると電気代は約25円〜35円かかりますが、乾燥運転を手動でキャンセル・短縮して「洗浄・高温すすぎのみ(約40分)」で終了させれば、1回あたりの電気代は約12円〜18円(約40〜50%減)まで削減可能です。高温すすぎ直後に扉を少し開けて蒸気を逃がすだけで、食器自身の余熱により10〜20分程度で水滴が蒸発します。最新の上位機種に「オートオープン(自動開扉)機能」の搭載が急増しているのも、この送風ヒーター電力の無駄を省くための設計です。
手洗いとの時間・コスト比較においても、人間が拘束される実作業時間は手洗いの「15分/回」に対し、食洗機への食器セットと取り出しにかかる時間は「わずか3分/回」。1日2回稼働させた場合、年間で約140時間もの自由時間が創出される計算になります。