綿引勝彦の知られざる生涯と死因の真相|妻・樫山文枝との絆と闘病の記録

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綿引勝彦さんの訃報が伝えられたのは、年が明けた2021年1月のことでした。所属事務所および妻の樫山文枝さんからの公式発表によると、死因は膵臓癌、息を引き取ったのは2020年12月30日午後0時54分、享年77でした。

綿引さんの闘病生活が始まったのは、2018年8月のことでした。初期の膵臓癌が発見されて直ちに手術を受け、その後は経過観察を続けながら仕事をこなしていました。しかし、2019年12月に肺への転移が確認されます。2020年2月からは本格的な化学療法(抗がん剤治療)を開始したものの、副作用による体力の消耗を考慮し、綿引さん本人は「過度な延命治療よりも、残された時間を自分らしく穏やかに過ごしたい」という強い意思を示しました。

2020年11月頃からは住み慣れた自宅での療養を中心とし、妻である樫山文枝さんが献身的に看病を続けました。樫山さんは当時の様子について、「本人の希望通り、大好きな自宅で穏やかな時間を過ごすことができました。最期は私の手を握り、眠るように静かに息を引き取りました」と気丈にコメントを残しています。

また、世間に大きな衝撃と悲しみを与えたのが、国民的ホームドラマ『天までとどけ』で長年夫婦役を演じた岡江久美子さんの存在です。岡江さんは同じ2020年4月23日に新型コロナウイルス感染に伴う肺炎で急逝(享年63)していました。病床でその悲報を聞いた綿引さんは深いショックを受け、「信じられない、早すぎる」と声を詰まらせていたと伝えられています。奇しくも同じ年に「丸山家の父と母」が相次いで旅立った事実は、ドラマのファンや共演した子ども役の俳優陣にとって耐え難い悲痛な出来事となりました。

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