今くるよ師匠の軌跡と絆|膵臓がんの真相と芸人たちが語る伝説
今くるよ師匠の代名詞である「どやさ!」。元々は京都弁の「どうですか?」を意味する日常語でしたが、くるよ師匠の口から放たれることで「世の中の理不尽も悩みもすべて吹き飛ばす魔法の合言葉」へと昇華しました。
二人の原点は、京都明徳高校のソフトボール部にあります。いくよ師匠がエースピッチャー、くるよ師匠がキャプテンでキャッチャーを務める「黄金バッテリー」でした。互いの性格を知り尽くし、ミスを責めるのではなくカバーし合うという関係性は、この高校時代に完成していたといいます。
舞台上では互いの体型や容姿をネタにする毒舌の掛け合いを繰り広げながらも、根底には深い敬意と信頼がありました。くるよ師匠が生前残した言葉には、プロの表現者としての確固たる哲学が宿っています。
「舞台に出たら、お客さんはみんな身内や。泣いてる暇があったら笑かさんとあかん」
「いくよちゃんがおるから、私は思いっきり暴れられる。キャッチャーがしっかり構えてるから、ピッチャーもええ球放れるんや」
どれほど人気が出ても楽屋では互いを「いくよちゃん」「くるよちゃん」と呼び合い、相手への礼儀を崩さなかった二人の関係は、芸能界における最も美しいパートナーシップの一つとして今なお語り継がれています。