めはり寿司とは?由来や具材の謎・簡単レシピまで徹底解剖【2026】
めはり寿司を語る上で欠かせない存在が、昭和37年創業の老舗「総本家めはりや」(和歌山県新宮市・南紀白浜店等)です。観光客のみならず地元住民からも長年支持を集める同店の特徴は、注文を受けてから職人が一つひとつ握る温かいできたての提供スタイルにあります。
「総本家めはりや」の店頭やSNS、実食レビュー等で特に高い評価を得ているのが、秘伝のタレを染み込ませたご飯と、極限まで薄く柔らかい高菜の絶妙な調和です。利用者の声として「コンビニのおにぎりとは全く別物」「高菜の葉がスッと噛み切れて口の中に旨味が広がる」といった感動が寄せられる一方、「セットメニューについてくる串カツやおでんとの相性が抜群で、ビールが進みすぎる」という現地ならではの満足感も目立ちます。
一方で、めはり寿司の歴史には一つの転換点がありました。かつてJR紀勢本線の新宮駅で旅行者や鉄道ファンに親しまれていた名物駅弁、丸新(まるしん)が手がけた「めはり寿し」の存在です。丸新の駅弁は、列車内で食べやすいよう小さめの俵型に整形され、白米にゴマを加えた酢飯を使用するなど独自の工夫が凝らされていました。しかし、同社の撤退に伴い2017年までに新宮駅の立ち売り駅弁としての歴史には幕が下ろされました。
駅弁という手軽な形での入手は難しくなったものの、その文化的価値は失われていません。現在では新宮市内の専門店やロードサイドの販売店、熊野那智大社周辺の食事処、地域の道の駅がその味を継承し、訪れる人々を温かく出迎えています。