風邪の後に咳が止まらない本当の理由と今すぐできる対処法
長引く咳に悩む方の多くがドラッグストアで「総合感冒薬」や「咳止めシロップ・錠剤」を購入して服用していますが、SNSや医療相談窓口では「何箱飲んでも全く効かない」という声が多数寄せられています。
市販の一般的な咳止め薬は、脳の延髄にある咳中枢を抑える成分(ジヒドロコデインリン酸塩やデキストロメトルファンなど)が主体です。しかし、咳喘息のようにアレルギー性の気道炎症が起きている場合や、後鼻漏による物理的刺激、胃酸逆流が原因である場合、咳中枢をいくら抑制しても根本原因が解消されないため、効果は限定的です。
それどころか、コデイン類などの成分は気道分泌液を粘稠化させ、痰の排出を妨げる恐れがあります。市販薬を5〜7日間服用しても咳の頻度や強さに変化がない場合は、服用を一旦中止し、原因疾患に合わせた特異的治療薬(吸入ステロイド薬、気管支拡張薬、抗ロイコトリエン薬など)の処方を受けることが回復への最短ルートです。