こじはるAkb伝説と卒業理由|神7から年商数十億の実業家への軌跡
2017年4月19日、自身の29歳の誕生日にAKB48劇場で開催された公演をもって、小嶋陽菜はグループを旅立ちました。1期生として11年半にわたり在籍した彼女の卒業には、どのような背景があったのでしょうか。
小嶋陽菜 AKB48 卒業理由の核心は、決してネガティブなものではありませんでした。当時ファッション誌『MAQUIA』や『sweet』の専属・レギュラーモデルとして女性層からの絶大な支持を集めていた彼女は、「20代の最後に、グループの外で自分のクリエイティビティを本気で試したい」という明確なヴィジョンを抱いていました。後輩たちが育ち、グループが次のフェーズへと移行する中で、自分が居座り続けるのではなく美しい形で幕を引くという、徹底したプロ意識に基づいた決断でした。
その美学が爆発したのが、同年2月21日・22日に国立代々木競技場第一体育館で開催されたこじはる AKB 卒業コンサート経緯(「こじまつり〜小嶋陽菜感謝祭〜」)です。彼女自らがセットリストから演出、衣装デザインのディレクションまで深く関わったこの公演の幕切れは、前代未聞のものでした。
コンサートのクライマックス、ピンクの豪華なドレスに身を包んだ彼女は、しんみりとした別れの挨拶ではなく「AKB48が本当に大好き!……バイバーイ!」と笑顔でステージを後にすると、会場の外に待機していたリムジンにそのまま乗り込みました。そして、スタッフやファンを置き去りにするかのように、ファッションの祭典が開催されるイタリア・ミラノへ直行するという破天荒なサプライズを敢行したのです。感傷に浸らせず、どこまでもファッショナブルに次のステージへと駆け抜けていく姿は、アイドルの卒業セレモニーにおける伝説として今なお語り継がれています。