層雲閣グランドホテルは現在どうなった?改名の真相と2026年最新のリアル評判
層雲閣は、大正12年(1923年)に登山家であり地域開拓者でもあった荒井松之助氏によって開かれた、層雲峡温泉でも最も歴史ある老舗宿の一つです。しかし、昭和から平成にかけて主流だった大規模団体旅行から個人旅行(FIT)への急速なニーズシフト、さらに近年の激変する観光需要を受け、抜本的な事業変革が求められていました。
こうした中、通信販売大手の株式会社ベルーナがホテル事業の拡大戦略の一環として同館の事業を承継しました。ベルーナは全国でリゾートホテルやシティホテルを再生・展開してきた実績を持ち、老舗の伝統と最新のリゾート機能を融合させる大規模な投資を実施したのです。
この事業承継とリニューアルによって行われた主な刷新は以下の3点です。
- フロント・ロビーおよびパブリックスペースの現代化:大雪山の自然美を感じさせる木目調のモダンデザインを採用し、開放感あふれる空間へ一新。
- 客室の改装:従来の純和風客室から、シモンズ製ベッドなどを導入した快適な「和モダン客室」やファミリー向け客室への転換を推進。
- 料飲体験のアップグレード:団体向け大宴会場中心のスタイルから、オープンキッチンを備えた劇場型ビュッフェレストランへの全面改装。
昭和の大型観光ホテルが抱えていた「設備の老朽化」と「画一的なサービス」という課題を、資本力と現代的マーケティングによって見事に解消した好例と言えます。