アンナチュラル犯人の正体と動機|高瀬の異常性と最終回ネタバレ

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『アンナチュラル』の考察で今なお議論を呼ぶのが、北村有起哉が怪演したフリー記者・宍戸理一(ししど りいち)の立ち位置です。「宍戸が黒幕で、彼が高瀬を操って殺させていたのではないか」というネット上の誤解も散見されますが、実際の真相はさらに陰湿な共犯関係でした。

宍戸は高瀬の直接の指示役(黒幕)ではなく、「高瀬の連続殺人を早期に察知しながら、自らのスクープ本出版のためにあえて警察に通報せず、殺人を煽動・記録し続けた男」です。

宍戸は高瀬の犯行現場を観察し、高瀬が警察に捕まらないよう証拠隠滅のアドバイスを与えるなど、事実上のアドバイザーとして連続殺人をバックアップしていました。アルファベット26人すべての殺人が完了したタイミングで『シリアルキラー・高瀬の告白』という特大のスクープ本を世に出し、名声と巨額の印税を得ることが宍戸の真の狙いだったのです。

中堂の恋人・夕希子の胃から採取された重要な証拠(高瀬の犯行を示す物質)を硫酸で溶かして証拠隠滅を図るなど、宍戸の行為はジャーナリズムの仮面を被った純然たる悪でした。最終的に宍戸は、証拠隠滅罪や脅迫・強要などの容疑で逮捕され、彼が夢見た「大スクープによる栄光」は完全に水泡に帰しました。

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