画面が映らない?分波器と分配器の致命的な違いとプロの接続手順
家電量販店やネット通販の売り場で、最も多く発生している失敗が「分波器」と「分配器」の買い間違いだ。見た目はどちらも金属や樹脂の小さな箱から複数のケーブルが出ている構造で酷似しているが、内部で行われている処理は根本的に異なる。
分配器は、入力された電波の「強度」を単純に山分けして複数のテレビやレコーダーに供給する機器だ。信号を2つに分ければ、それぞれの出力強度は半分(約3dB減衰)になる。一方、分波器は周波数帯域分離技術を駆使し、混ざり合った電波を高周波のBS/CS信号と低周波の地デジ信号へと「種類別」に振る分ける。信号の強度を無駄に減衰させることなく、ターゲットとなる端子へ的確に電波を届けるのが特徴だ。
テレビ用周辺機器の中でも、この2つを誤って接続すると、電波強度の不足によるノイズの発生や、特定チャンネルの受信不能状態に陥る。似て非なるこの両者の違いを把握することが、トラブル回避の第一歩となる。