僕の地球を守って』相関図で徹底解説!7人の前世と現世に隠された衝撃の真相
本作最大のミステリーにして痛切なドラマを背負っているのが、紫苑と彼の転生体である小林輪です。
紫苑は母星の戦災孤児「サーチェス」出身で、突出したESP能力を持ちながらも激しい猜疑心と荒んだ心を抱えていました。月基地で木蓮と心を通わせ婚約にまで至った紫苑でしたが、基地内で発生した伝染病により、他の6人が次々と病死していきます。
その中で紫苑だけは、秋海棠によって無理やりワクチンを打たれ、「仲間が全員死に絶えた月基地で、たった1人きりで9年間生き延びる」という精神崩壊寸前の地獄を味わわされました。この9年間の孤立と絶望こそが、紫苑の魂に消えない狂気の傷を刻み込んだのです。
現世で7歳の小学生・輪として転生した彼は、マンションのベランダから転落した事故を契機に前世の記憶と強力なESP能力を覚醒させます。輪は「木蓮が自分を裏切り、玉蘭と愛し合っていたのではないか」という月基地時代の猜疑心と誤解に囚われ、東京タワーを利用して月基地の遠隔操作システムを掌握しようと暗躍を始めます。