紅茶ラテとミルクティーの決定的違いとは?牛乳比率やスタバ流カスタム徹底比較
喫茶店やカフェのメニューを開くと、紅茶ラテやミルクティーのほかに「ロイヤルミルクティー」や「チャイ」が並び、さらに混乱を深めるケースが少なくない。これら4つのドリンクは、製法も発祥の歴史もまったくの別物である。
「ロイヤルミルクティーとの違い」を挙げると、ロイヤルミルクティーは英国王室を連想させる名前でありながら、実は1960年代に日本の喫茶店(大阪の「オフィシナ・デル・カフェ」など)で考案された和製英語のドリンクだ。その最大の特徴は、最初から手鍋に少量の水と牛乳を入れて茶葉を直に煮出す「煮出し製法」にある。お湯で抽出してからミルクを足すミルクティーやラテとは異なり、茶葉の成分が牛乳の乳脂肪とともにじっくり溶け出すため、極めて濃厚で重厚なコクが生まれる。
また「チャイとミルクティーの違い」については、インドの生活文化が背景にある。インドで親しまれるマサラチャイは、植民地時代に良質な茶葉が英国へ輸出され、国内には細かいクズ茶葉(ダストやCTC茶葉)しか残らなかった歴史的経緯から生まれた。強い渋みと雑味を持つ茶葉を美味しく飲むため、大量の砂糖、ショウガやシナモン、カルダモンなどのスパイスを加え、ミルクとともに手鍋でグラグラと煮詰めて作る濃厚かつスパイシーな飲料である。
さらに紅茶ラテを語る上で欠かせないのが、スチームミルクとフォームミルクの存在だ。業務用のエスプレッソマシンから出る高温の蒸気(スチーム)を牛乳に吹き込むことで、液体部分の「スチームミルク」と、きめ細かく泡立った「フォームミルク」が同時に生成される。紅茶ラテはこの微細なミルクの泡が液面を覆うため、口当たりがシルキーでふんわりとした特別な舌触りを実現している。