ひじきのヒ素は危険?厚労省の見解と発がんリスクを防ぐ調理法

ひじきのヒ素は危険?厚労省の見解と発がんリスクを防ぐ調理法についての最新情報をお届けします。

オーガニック志向や食品の安全性を重視する層の間でよく見られる誤解が、「国産・天然の高級ひじきを選べばヒ素は少ない」という思い込みです。

農林水産省の網羅的な実態調査によって、以下の事実が明らかになっています。

ひじきがヒ素を取り込むのは、海水の環境汚染によるものではなく、ひじきという海藻が本来持っている生物学的特性です。房州産、伊勢志摩産、瀬戸内産などの国内名産地のひじきであっても、韓国産や中国産であっても、収穫された原藻に含まれる無機ヒ素の濃度に劇的な差はありません。

また、「鉄分の王様」と呼ばれていたひじきですが、日本食品標準成分表(2015年版・七訂以降)において、鉄分値が従来の約9分の1へと大幅に改定されました。かつては製造工程で「鉄釜」を使って煮沸していたため釜の鉄分が移行していましたが、近代化に伴い「ステンレス釜」が普及したことが要因です。

鉄分補給目的だけで無理にひじきを偏食する必要はなく、下処理の手間と栄養バランスを冷静に比較検討することが求められます。

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