Hero久利生公平の真相|実在モデルや中卒経歴・愛用ダウンを徹底検証
シリーズを通じて視聴者を最も惹きつけ、議論を呼んだのが、松たか子演じる事務官・雨宮舞子との関係性の行方です。第1期では生真面目な事務官と型破りな検事という水と油のコンビから始まり、石垣島での切ない別れを経て、2007年の劇場版第1作ラストでついに二人の想いが通じ合うキスシーンが描かれました。
しかし、2014年に放送された第2期で物語は驚きの展開を迎えます。ヒロイン事務官が北川景子演じる麻木千佳へとバトンタッチされ、雨宮は城西支部に不在でした。劇中で明かされたのは、雨宮が久利生の背中を追って猛勉強の末に司法試験に合格し、念願の検事となって大阪地検難波支部に配属されていたという事実です。さらに「お互いに検事になって、仕事に打ち込む中でうまくいかなくなった」という、破局とも距離を置いたとも取れる大人の事情が明かされ、ファンコミュニティには激震が走りました。
この伏線は、2015年の劇場版第2作で鮮やかに回収されます。国際的な外交特権が絡む巨大な事件を追う中で、大阪地検の検事として現れた雨宮と久利生が奇跡的な再会を果たします。かつてのような事務官と検事という従属関係ではなく、対等な「検事同士」として互いの信念をぶつけ合い、背中を預け合う姿が丹念に描写されました。
安易な結婚や同棲というメロドラマ的決着を選ばず、プロフェッショナルとして自立した大人同士が、言葉にせずとも魂で結びついているパートナーシップを提示した結末は、多くの視聴者に深い納得感と余韻をもたらしました。