ハルミ・クロソフスカの現在|巨匠バルテュス愛娘が放つ至高のジュエリー
ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラの美の原点は、言うまでもなく彼女が生まれ育った類まれな環境にあります。父はピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめたフランスの画家バルテュス(本名:バルタザール・クロソフスキ・ド・ローラ)、母は着物を優雅に着こなし国際的な文化人として知られる画家の節子・クロソフスカ・ド・ローラ(出田節子)です。
彼女は両親が滞在していたローマのフランス・アカデミー(ヴィラ・メディチ)で幼少期を過ごし、日常的に世界最高峰の絵画や彫刻、文学、音楽に囲まれて育ちました。しかし、偉大な両親の存在は時に重圧となることもありました。ハルミ氏は両親の模倣に陥ることを厳しく戒め、「自分自身の表現言語」を獲得するために、あえて絵画ではなく立体造形や装飾美術の道を選択したと語っています。日本の伝統美とヨーロッパのクラシシズムが自然と溶け合った感性は、この特別な生い立ちの賜物です。